1980年代のアブ・ガルシアに心惹かれる
■地道に浪費アイテム:
ちょっと古いアンバサダー
中学生だった1970年代の後半からずいぶん長いブランクのあと、私が再びフィッシャーマンと化したのは1993年のこと。ちょうど、アンバサダーではアルミニウム・モノコックボディのプロマックス・シリーズ(2dnジェネレーションですな)が登場して間もない頃でした。そんなわけで、私にとって1980年代のアンバサダーは失われた10年というわけなんですが、このところ、そのデザインの素晴らしさを再認識して、安価なUSED品を見つけるとまめに手に入れるようにしています。基本的には不人気なので数千円で入手できることが多いのです。
で、これは何年も探していてやっと手に入れた1021シリーズ。実はまだあまり調べが付いていなくて詳しくないのですが、PLUSが冠されていることを考えると普及版ってことでしょうか?(1021FLIPPINGなんてのもあるし)。で、これ、数あるアンバサダーの中でもデザインのブッ飛び具合や盛り込まれたアイディアの多さではトップクラスでしょう(パーツも死ぬほど多いんですよね。分解するのが怖い)。ちょうどカーボンの成形技術とデザインの方向性がうまくマッチしたころで、ウェッジのきつい全体の造形はもちろん、オートマグの調節スライダー、その横のカムロックの丸い穴、ツマミで調節するメカニカルブレーキ、アンチリバースのON/OFFスイッチなどなど、ディテイルのデザインがとにかく凄い。クラッチもサムバーとボタンのどちらを使うか選べたりするんです。
で、1980年代のアンバサダーといえば、ニューヨークのヘンリードレイファス・デザイン(ポラロイドのSX70があまりにも有名)によるLITEシリーズなどがポピュラーですが、これもその1つなのでしょうか? ちなみに、ヘンリードレイファス・アソシエイツのウェブサイトにも「IDEA BUSINESS WEEKにおいて1986年、アブ・ガルシアのプロダクツでゴールド・アウォードを受賞」という記述があります。どの製品で受賞したのかご存知の方がいらっしゃたらぜひ教えていただきたいものです。ちなみに、アブのリストやパーツ・リストが見られるこのサイトのことはご存知ですか?みなさん。マジでたまんないウェブサイトですよ〜。
@フナフナ
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