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森美術館のヨウジヤマモト〜後編

(続き)
 ユニフォーム、以前にクサマトリックスを見に来たときには気が付かなかったけど、そのシルエットはまさに長年慣れ親しんだあの感じ(って、自慢げに言うほど持ってないんだけど)。着丈とゆき丈のバランス、肩のところから袖が下に向かってぶら下がっている布地の形、ボタンの位置、パンツのシルエットなどなど、とっても美しい。特に女性スタッフのパンツスーツは絶品でした。

おれも着たいよ。

 専門家じゃないのにイイカゲンなことを書くと怒られそうですが、服の形に縫製されて、重力に引っ張られている布が人の動きに合わせてどんなふうに動くか、そのときどういうドレープが発生するか、などの表現に美学があるんですよね、ヨウジさんの手掛けるブランドって。特に、これくらいのボリュームのある生地だと際立ってそれが美しい。私が海外の高級メゾンのプレタを見ても、大抵「そりゃ素材は最高にイイけど別になんてことねーなぁー」なーんて思ってしまうのは、ひとえにこの辺りが原因ではないかと自分で考えてます。
 そんなわけで、MoMA展の入り口から10分目くらいまでは、スタッフの服に見とれて思いっきり気が散りました。(で、その後調べていたらここに制服の紹介があった。もっと大きな画像載せてくださいよ)
 で、面白かったのは、靴の合わせ方を見ていると、その人の「血中ヨウジ濃度」みたいなものが想像出来る点。もちろん、いかに森美術館のスタッフとはいえ日常的にヨウジ好きの人なんてマイノリティだろうから中には「あなた、どっちかっつーと、イタリアン・ブランド好きでしょ」と思える人がいたりして。個人的にはコットン・キャンバスのスニーカーを合わせていた方がナイスでした。ヨウジ好きの人は、ぜひチェックしてみてください。あ、けやき坂のお店も忘れないでね。


@フナフナ

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