dtsデモディスクでぐったり
普段めったに買わない(←口が悪い)、AV REVIEW誌を買ってきました。このところ「センタースピーカー買い替えようかな」などと、またちょっとサラウンド熱が高まっていたところに、何ともタイムリーなdtsデモディスクが付いていたんですよね。収録内容も「KILL BILL」「THE DAY AFTER TOMORROW」「HERO」「I,ROBOT」「THE ROAD OF THE RINGS:THE RETURN OF THE KING」などなど、映画館で見ていなかったものばっかりだったし、オーディオトラックもいろいろと入っていたし。んで、これで1,300円というのは安い! デモディスクって高いんですよ〜。
帰って来てごはんを食べて、すぐに爆音で視聴してみたんですが、あまりの音にもうぐったり(笑)……というかやっぱりこの手のデモディスクって最高に楽しい。海外制作のデモ盤なので英語の音声だけだし、もちろん映画もそれぞれ5分くらいのサワリ部分だけなんですが、デッドな音で緊張感を高めているものからド派手スペクタクル系までバラエティ豊かで素晴らしい。そしてやっぱりdtsは音がいいのですよ。ま、これはdtsフォーマットが優れているってのもあるでしょうが、「dtsのソフトはサウンドに力が入っている」という単純な理由もあると思います。
個人的に、サウンド・デザインが特に凄いと思ったのは「HERO」でしょうか。矢を射るシーン、そして矢が刺さる音がすごい緊張感。頭上をびゅんびゅん矢が飛んで、そのへんにドスドスっと刺さります。ああっ危ないっ。
一方、超ワイドな音場という点では「MASTER AND THE COMMANDER」の砲撃シーンが強烈でした。ドカーンと攻撃されて砲弾が船に命中、うちの部屋の中も破片が散乱しまくりでそこらに負傷者がゴロゴロ。サラウンドのサウンド・デザインではひとつの頂点と言われている、「SAVING PRIVATE RIAN」を彷彿させます。
しかし、すべてのコンテンツの中で一番ウケたのは、スウェーデンのラジオ局が制作した音声のみのトラック(つまり、ラジオドラマですね)「THE RUN」でした。内容はタイトルからご想像いただくか、ぜひ買って聞いていただきたいと思いますが、視覚的な要素が皆無でも、これほどイメージが膨らませられるのか、とビックリ&感動。やっぱりマルチチャンネル・オーディオって面白い。
よく「うちはリアスピーカーが置けないから……」なんて二の足を踏んでいる人がいますが、サラウンドに興味があるなら(たとえインテリアのレイアウトを変えてでも)、四の五の言わずにやったほうがいいですよ。事実、うちでデモ聴かせた人は大抵買ってます(笑)。
@ふなふな
追記:こういうディスクって収録時間に余裕があるので、市販のソフトと比べてもビットレートに余裕があるんだそうです。なので音も絵もさらに良いというわけ。なるほどね。
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