パタゴニアのインサレーテッド・フランネル・シャツ
冬ものを今頃紹介するのもナンですが、テキストを仕上げていなかったパタゴニア・インサレーテッド・フランネル・シャツです。暑苦しくてすみません。でも、個人的には昨シーズンのパタ秋冬ではベストの1つだったと思ってます。
これ、その名前の通り、基本的には「シャツ」なんですよね。ボリュームのあるオーガニックコットン地で、柄とか色味も、薪割りが似合いそうな伝統的フランネルシャツって感じ。ところが秀逸なのは、薄いインサレーションが入ったキルティング加工の裏面(色は紺か黒)とリバーシブルになっているところ。こっち側で着るとイメージが一変、スーツとかにも合わせられそうな、シックでスタイリッシュなブルゾンみたいに使えちゃうのです。
薄手のキルティングものアイテムって(中身が化繊、フェザー問わず)ご存知ラヴェンハムをはじめ、ムーンストーンのルシードリッジなどなどいくつも魅力的なものがありますが、ちょっとキャラが強すぎて手を出していなかったんですよね〜。ところが、この製品はもともとシャツというだけあって、押しが強くないというか、何とでも合わせられるラクチンなデザイン。薄手で暖かいからミドルレイヤーには理想的で、小雨とか風が防げる軽いコートとかを上に羽織ったらもう最強ってカンジ。実際、パタのストームジャケットに合わせても、M-65アレンジのちょっとドレッシーなナイロンブルゾンに合わせてもバッチリでした。しかも、相当寒くても風さえ強くなければアウターにそのまんま使えてしまいます。
ところが、このアイテムに気が付いている人、あんまりいなかったかも。カタログでもWebでも裏返した状態の写真が掲載されていませんし、ショップでもたたんだ状態で置かれていたりしてすごく目立たなくて「ただのフランネルシャツ」に見えるんですよね。私は偶然、新宿のOSHMAN’Sで裏返った状態を発見し「えーっ、こんなアイテムあったっけ!?」とビックリ、着てみてすっかりホレ込み、手に入れたというわけです。次の秋冬にはぜひチェックしてみてください。
@ふなふな
今シーズンのパタは糸で縫製せず、超音波とか圧着で作ったソフトシェルが注目みたいですね。まだ見てないけど。
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