木曜日・夜10時のELO!?
音楽ネタはいくらでもあるしキリがないので避けていました。でも、新聞の投書なんかにある「小生、思わずペンを取りました・・・・・・」ってのはこういうことなんだろう、という事件が起こったので思わず書いてみます。
と言いますのも、ドラマ版の「電車男」、オープニングテーマがELOの「Twilight」だそうじゃないですか。ええーっつ、ELO!?信じられません・・・・・・。しかも、よりによってわが人生の名盤「TIME」からこの曲を選んで、opに推す人がいるなんて・・・・・・。めまいがしました。
ELO(Electric Light Orchestra)といえば、ロックにシンフォニックなストリング・セクションを融合させ、70年代のディスコブーム〜80年代にかけて一世を風靡したアメリカのバンド。率いていたのは、かのジェフ・リンです。 ELOというと「Discovery」「Out of the blue」
辺りを軸に評価されることが多い印象を持っています。代表作と言えばまずこの2枚って感じですもんね。が、個人的には、その辺りの音楽性にテクノ・ポップの要素(デジタル・シーケンサーやヴォコーダーの使用法に顕著)が加わって、ひとつの完成型を見たのが「TIME」
(1981)や、オリビア・ニュートン・ジョンを迎え、同名映画のサウンドトラックでもある「XANADU」
(1980)辺りだと思うのです。私は、この辺りがとにかくいちばん好きなんですよね。
キラキラしたポリフォニック・シンセサイザーのサウンドに華麗なストリングスとぶ厚いコーラス、SEを多用し、エコーやリバーブもたっぷり使ったスペイシーな音作り、そして超ポップなメロディ・・・・・・まさに私の青春ってカンジ。でも、この頃のELOサウンドにまたスポットライトが当たるなんてことは、もう無いと思っていました。唯一、思い当たるのは奥田民生氏が「ヒゲとボイン」(ユニコーン)そして、「アジアの純真」(PUFFY)でELOへのオマージュを捧げたことくらい。それでも当時、世間一般的にはそっちへのリアクションなんて特に無かったでしょ。それなのに・・・・・・。
「電車男」、恐らくかなりの視聴率をマークすることでしょう。私も伊東美咲見たさに録画するつもりだったし。すると、毎週お茶の間(死語)に「Twilight」が流れて、結構注目されちゃったりするのか・・・・・・!? いや、まだ信じられない。あのころのELOが注目されるのはうれしいけど、そっとしておいて欲しかったような気もするという、実にアンビバレンツな今日このごろなんです。
@ふなふな
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