思えば、スターウォーズとは縁のない人生を送ってきました。第一次接近遭遇は小学生の頃。R2-D2がどうこうとか、世間はエラい盛り上がりだった覚えがありますが(いや、それこそ驚天動地だったんでしょう)、わたくし引っ込み思案だったし、小学生だとやっぱり自分の意志で映画館なんて行かないから・・・・・・よくわかんないうちに時が過ぎていきました。
次のチャンスはエピソードV〜VI公開で怒濤の盛り上がりを見せていた時期だと思いますが、その頃はといいますとエッチな本(といってもBOMB!程度)とかバンドとかバイク(YAMAHA DT50とかモンキーだけど)にドップリで記憶にナシ。さらに大学の頃にはLD化でまた盛り上がっていたような気がしますが、当時のワタクシはアンドレイ・タルコフスキーしか興味がなかったから、スターウォーズなんてハマるわけがありません。それから20代の後半までは「アンチ・ハリウッド大作映画派」。今じゃダイナミックレンジが広がって「何でも来い」になったけど、そんなこんなで30をとうに過ぎてしまったわけです。この辺り、細かい部分で違いはあると思いますが、いぬいぬ氏もあんまり変わらないキャラのはず。ようは、スターウォーズなんて興味なかったんですよ、私たち。
でも、今回のエピソードIIIの盛り上がりは、「ひとつ乗っかって楽しんじゃおう!」と思ったんですな。完全ド素人に近かった2人ですが、ちょうど目黒駅ビル新星堂でスター・ウォーズ トリロジー DVD-BOXが6,500とかで売られていたので思い切って購入し、爆音サラウンドで視聴。すると、夫婦そろってまんまとハマってしまいました(笑)。「ギャー、こりゃIIIを見るために予習しないと!!」と、エピソードI&IIも借りて来て見たらもういてもたってもいられない状態に。と、ここまで準備できたので、六本木ヴァージンシネマに突撃してきたというわけです。
感想ですが、いや〜完全KOフラフラ状態&どんよりで映画館から出てきました。後半の展開とか、もう呆然。ま、マニアックな方から見るといろいろ賛否あるんでしょうが、残された1ピースを埋める作品としては、わたしゃ文句を付ける気にもなりません・・・・・・100点満点にしたいと思います。というか、悲しすぎ。いぬいぬ氏なんて、帰路、六本木ヒルズ〜麻布十番〜自宅までずーっと「ひどい、ひどすぎる!」って怒ってましたもんね。そして、わが家ではダースベイダーの呼吸音真似が禁止になりました。「アナキン、かわいそうすぎ」という理由です。
映像も凄かった。ちょっとやそっとの視覚効果では驚かなくなって久しいですが、冒頭の戦闘シーンなんて本当にぶったまげ。クライマックスのシーンももちろん凄かった。それから、ところどころに(特に後半)エピソードIVを想起させるネタがあって楽しかった。 とにかく圧巻の2時間21分、大満足です。よくこんなものを30年近くかけて作ったと、心から感服いたしました。
今後ですが、ファンのみなさんが多分そうであるように、自宅で再度エピソードIV〜V〜VIそれから、I→IIと見て、再度IIIを見に、劇場に足を運びそうです。で、お聞きしたいのですが、どなたか、DLPを使ったデジタル上映とフィルム上映を比較した方、いらっしゃいますか? ぜひぜひ、DLP版の感想を聞かせてください。どれくらい、違うんだろう???興味津々です。(そしてまた、見て、ひどい!と怒るのでありましょう)
@いぬふな
ちなみに、いぬいぬ氏は「エピソードI 」だけ見たことがあったそうです。よくわかんなかったらしいが(笑)。今後、3Dバージョンが制作されるってホント!?
最近のコメント