モノクロで、世界と対峙するいぬいぬ氏
今日はモノクロで撮るぞ、とあらかじめ決めてカメラを持つだけで、世界に対峙する(ちょっとオオゲサ)心構えが変わってくるから不思議なものです。もちろん、あとからワンクリックでモノクロにできるのはわかっていますが、あえて対象物を観察する段階から色無しで撮影するという精神状態になっているのがポイントなんですよね。
ま、銀塩時代は「フィルムを経て、やっとモノクロに変換される風景を想像する力」が求められたので(記憶の中にあるカラーの映像と、現像上がりの間に横たわる想像力の不足を思い知るというか(笑))、あらかじめモノクロ画像でフレーミングできるデジタルカメラ時代のBW写真というのは、ちょっと楽しちゃっている感は否めません。その一方、モチーフ選びの段階で、対象物の色よりもコントラスト比を意識して「これならモノクロで撮ったときによりドラマチックな絵になるんじゃないかな」みたいなことを考えているようにも思いますが。
ということで、本日はモノクロモード限定のサンポカメラでした。撮影は、このところ写真のウデをぐいぐい上げているうちの「森山犬道」こといぬいぬ氏。新宿ではなく目黒本町界隈(笑)を28mmレンズで切り取ってみました。やっぱり街歩きにはこの画角って魅力的なんですよね。例によってほとんど-0.3〜-0.7EVの露出補正でリサイズのみです。お手持ちのデジカメにモノクロモードが備えられている人は、ぜひモノクロ限定のサンポカメラしてみてください。楽しいですよ〜。
@いぬふな
参考(?):森山大道オフィシャルサイト
おれが撮ったのも見て〜フレッシュネスバーガーにて。
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