パレスチナ生まれのオリーブオイル
ずいぶん前、管理人さんジキジキにコメントいただいていた「パレスチナオリーブオイル」をやっと紹介してみます。現在、わが家のメインオリーブオイルとして毎日大活躍中なのがコレ。派手さはないけど、たいへん美味しいオリーブオイルです。すっかりお気に入りです。
でも、正直に言いますと、最初の印象はなんてことなかったんですよ。買ってきてワクワクしながらフタを開けたんですが、そのときは「特に特徴のないオリーブオイルだなぁ〜」って思いました。このところ、こういう黄色いのはあんまり買っていなかったし(←緑っぽいのほどイイと思っていたのかも)、香りもインパクトがなかったし。ラベルのデザインとかはシンプルできれいだけど、そこらで売ってる安いオリーブオイルみたいだな〜と思ったんですよね。ところがその後数日パンに付けたり、塩と一緒にサラダにかけて食したりするうち、すっかりこの商品の魅力に夢中になってしまいました。
味に関するインプレッションは(そんなにたくさん食べ比べてきたわけじゃないので自信も無いのですが)ウェブサイトに書かれている通りじゃないでしょうか。オリーブオイルにありがちな、青臭い香りがなく、サラッとしているのに、しっかり味わいがある感じ。同じくウェブサイトに書かれている「村の農家の庭先で食べるようなオリーブオイルを志向していきたいと思います」という言葉そのものだと思います。「素材の味をじゃましない」というのもまさにそうで、生で使っても加熱調理でもうまく料理になじみます。例えば、ガーリックに火を通すときなど、ガーリックの香りをスポイルせず、実によい味と香りを引き出してくれます。これをメインに使い始めてから、香りの青っぽいオリーブオイルがちょっと苦手になってしまいました。
この商品の魅力、もうひとつはSave the olive というプロジェクトそれ自体です。フツーに生活していたらゼンゼン接点なんてなさそうな、パレスチナのヨルダン川西岸の人が作った食品を手にして、実際に使うことができ、それが現地でオリーブを育てている人をサポートすることにつながり、その結果としてさらに美味しいオリーブオイルが味わえるとしたら、何だかちょっと楽しいじゃないですか。
なお、この商品は「エクストラヴァージン」ではなく「ヴァージン」という表示なんですが、オリーブオイルの品質についての細かい話はQ&Aに書かれています。これを読むだけでもいろいろと勉強になること請け合いで、とりわけ、「エクストラヴァージン至上主義」として言及されている問題点は興味深く感じられると思います。じっくり読んでみてください。
そして、取扱店はこちらです。価格もこれくらいなら買い続けられるかなー。だいいち、生食でもうまうまなんだから高くない。これをメインに、もう1種類キャラクターの違うフルーティなのを揃えておいたらもーバッチリではないかと考え中。ちなみに、うちは白金高輪店で買ってます。もうすぐ使い切りそうなのでまた買いに行かなきゃ〜。
@ふなふな
★小売店での販売分については、その後ビンのデザインが変わっているとのことです〜。
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