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ついに出た!ピンク・フロイド「PULSE」DVD(&シド・バレットに合掌〜)

Pulsedvd ふと、自分の、これまでに見たベストライブアクトを選ぶとしたら何だろうなぁ〜と考えてみたんですが、パッと思い浮かんだのはプリンス(2本、うち1つはアメリカで)と、1988年3月のピンク・フロイド@大阪城ホールでした。5本選ぶとしたらあとは何だろ?

 で、この1988年のピンク・フロイドってのはもちろん、アルバムの発売に合わせたThe“A Momentary Lapse of Reason”Tour。ロジャー・ウォーターズ脱退後「産業ロック」「思想無きピンク・フロイド」「ショービズ化」なんて批判もされましたが、そんな批判を蹴散らすかの如き驚愕のライブでした。このときのツアーはLD化されまして、ディスクがすり切れるほど見ましたが、今でも「本当にこのときの来日を見逃さなくてよかったよ〜オレの人生」と、オオゲサではなく思い返すほどです。

*この後、ピンク・フロイドに関する暑苦しいレビューが1,000文字ほど続きます。スミマセン(´ε`)スルーしてください

 その後、1990年代にも「The Division Bell」後のツアーがアルバム「PULSE」になっていたんですが、来日はもちろん、映像作品もDVD化などはされていなかったんですよね。が、ふとHMVをウロウロしていたら、そのPulse (2pc) (Dig)がついに発売され、店内で流れているじゃないですか!! 2枚組&リージョンフリー(*)&5.1chサラウンド音声&3,000円ちょいという落涙滂沱チョチョギレものの素晴らしい仕様だったので、迷わず連れ帰ってきました。

 細かいことはさておき、最大の話題はついに映像化されたDark Side of the Moon全曲演奏でしょう。見てみると、第2部(DVDではちょうど2枚目)の冒頭が、まさにあの心音のSEで始まって、客電がすーっと落ちていくという演出なんですよ(←ここだけで鳥肌)。「Dark Side of the Moon」の収録曲は、The“Momentary Lapse of Reason”Tourでも、セットリストに入っていましたが、最後の「Eclipse」まで本当に演奏されちゃってるのを見て、死ぬほど感動しました。しかも、「Eclipse」のバックに流れる映像は、アメリカをはじめ、各国の指導者を歌詞に乗せてコラージュした、実に風刺的なもの(観客もどよめいていた)。この第2部だけでも「買い」だと思います。ライティングや演出の凄さはもちろん言うまでもナシ!で、とにかく空前絶後と言える規模、スクリーンに映し出される映像も本当にシュールかつトリップ感ばりばりで素晴らしい。でもこの照明と、場内が白く煙るほどの火薬量、日本でそのまま再現するのはムリかもなぁ。ホールの中をプロペラ機が飛行してそれが爆発するところとか、日本でもあったような気がするけど、規模が違うように思えます。

Pfindex なお、ボーナスマテリアルがいろいろとあるのも泣けました。特に感動したのが、「Screen films」というフィーチャー。あの巨大な円形スクリーンに映っている映像「だけ」を、ライブの音声と合わせて見ることができるという、考えついた人間をナデナデしてあげたいくらいの素晴らしい特典です。ストーム・ソーガソンの世界が好きな人は、これだけで買うべし、です。
 
 今後、ピンク・フロイドの来日はあるんでしょうか。もし来たら3万円くらい払ってでも見に行きたい。もし北米で公演があったら、マジで弾丸ツアーしてもいい。とにかく、もう一度、死ぬまでにこの目で見たい・・・・・・と、それしか考えられなくなる、罪なDVDです。あれほどの聴覚・視覚体験はちょっと無いですから。あ、あと、テレビをデカいのに買い換えたくなりました(泣)。

@うしうし

(*)アマゾンではリージョン1と表記されていますがパッケージ表記は0でした。普通に見られます。買うしかありません。


“Shine on you crazy diamond”@YouTube

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