最後のトリニトロン
わが家は先祖代々トリニトロンだったんですが、(SEDトリニトロン??でも出ない限り)これが最後になってしまうようです。長い間お疲れさまでした、SONY KV-21DA1。2度引っ越しも経験して、ぶつけられて大変だったねぇ〜。
先祖代々ってのはオオゲサですが、祖父・イサオ(実名)の時代からテレビはずーっとソニーです。実際、昭和50年代とかまでは、トリニトロン管って、普通のシャドウマスク方式のブラウン管に対して、明らかにアドバンテージがあったような気がするわけですが、なかなかマニアックだったウチのおじいちゃん「テレビはやっぱりソニーじゃ!」と断言しておりました(昭和40年代末の話)。実際、出てくる画がよかったんですよね〜。明るい、クッキリ、色も正確。画面の垂直方向が当初からフラットなのも気持ちが良し。白い画面のとき、ダンパーワイヤーの影が時々気になるとしても、です。そんなわけで、もうすぐわが家にやってくる、初めての家電メーカーのディスプレイ、大丈夫かなぁ。
何が不安かというと、画は問題ないことを確認しているとしても、GUIをはじめとするインターフェースがダサダサだったりすると人一倍ゲンナリするんですわたくし(もちろん、ザッとは確認しているけど)。5年くらい前、これまた「最後の」VHSデッキとして某“美しい”S社のを買ったことがあるんですが、MS-DOS時代みたいな信じがたいGUIで本当に使うのがイヤになったことを思い出します。リモコンも心底使いにくかった。そういう意味では、ソニー製品に対しては、「腐ってもソニー」的、ある種の信頼感みたいなものがあるんですよね。たとえば、パワーボタンの位置が統一されているとか、リモコンの操作性に一貫性があるとか、GUIの画面がきちんとデザインされているとか。「ソニータイマー」なる珍語もありますが、現代の、しかも日本メーカーの工業製品の生産管理体制下で、そんなにうまいことソニーばっかり壊れるわけないでしょ。ま、工業製品を買うときにそこまで不安だったら、何でも初期ロットはとりあえずパスするのが賢明だと思います。あれれ、話が脱線しちゃった。
そんなわけで、ソニーかパイオニアあたりを買いたかったのですが、残念ながらうまくハマる製品が無かったのは、ことのほか残念と言わざるを得ません。どちらにしてもこのカテゴリ、過渡期ですなぁ〜。 (何となく続く)
@うしうし
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