ボーンアルティメイタムと甘口ナン
やっと見てきました「ボーン・アルティメイタム」。3部作のラストということでエンディングに向かってまっしぐら……なわけでしょうか、謎解きの面白さとか物語の重層的な構造の魅力は前作に及ばず、ちょいと単調な印象も受けるんですが、とにかくアクションシーンのすごいことすごいこと。全世界を股にかけて鬼ごっこやってるような感じなので、チェイスのシーンもたくさんなんですが、最後のニューヨーク編カーチェイスなんて、脚本からカメラワークから編集から“よくぞこんなシークエンスを撮影したなぁ〜”と口をアングリ開けてしまいそうな超絶テンション。それから、格闘シーンもすごくて、あまりの速さに何が起こってるのかワカラン部分が多数。「マトリックス」の格闘シーンがスローモーションに見えます。
そしてやっぱり見所は、ボーン様の頓知の効き具合。走りながら洗濯物をつかんだり、電話を録音したり、ほとんど「冒険野郎マクガイバー」です(って、このたとえわかる?)。ポール・グリーングラス監督、「ユナイテッド93」は未見なんですがなかなか凄いですね。手持ちカメラの撮影が多いんですがわざとらしい感じがしないのと、カット数が異常に多いにもかかわらず非常にスムースなところがあっぱれ。日本のテレビ局とか、もし警視庁警護課とかを題材にしたドラマを作ることでもあったら、平身低頭でアドバイスをもらうといいんじゃないかな。リアリティのない、ユルユルなのを作らずに済むかも?
で、その後目黒でゴハンを食べたのですが、フラっと入ったインドネパール料理の「ラクシュミー」さんがヒジョーにヨカッタ。駅からすぐ、そして安くておいしいのですが、特にビックリしたのが「カブリ・ナン」というナンのゲキウマっぷり。カシューナッツとかドライフルーツが入った甘口のナンなのですが、あまりのおいしさに目がテン。いやー、こういうのを「クセになる味」って言うんでしょうね。で、お店の方に聞いてみるとメニュー各種持ち帰りもOKだったので、翌日の朝食用にチーズナンを1枚テイクアウト(この手のお店でよくやります)。これまたメッチャうまうまで、お気に入りのお店がひとつ増えました。おすすめ。
@いぬふな
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