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何で今ごろ?って感じですがリングをループしちゃってるもので

Ringrasenloop 本棚を整理していたら「ループ」が出てきたので何年かぶりに何気ない気持ちで読み始め。するとこれがあまりにも面白かったので、逆順に「らせん」「リング」まで約1週間で読了してしまった私です。
 それぞれ“続きもの”なので逆に読んでいくと(ホラー/サスペンスなのにもかかわらず)次に読む本のあらすじがバッチリ書いてある、という珍妙な読書になるわけなんですが、それでもメチャクチャ面白くて、あらためてその出来具合に驚いた次第です。特に凄いと再認識したのが2作目の「らせん」。「リング」というのはまぁ大変よくできたオカルト風味のホラーなんですが、「らせん」はというと、続編であるにもかかわらずその内容はほとんど医科学サスペンス。ウィルスの顕微鏡写真(もちろんフェイクですが)や、暗号解読の要素を含めるなど、前作から想像もつかない方向に逸脱しつつ、これ以上はありえないほど完璧な続編になっているのにあらためて感動しました。「リング」の終盤で出てきた天然痘ウィルスの話もこうなるとはね〜。
 あとがきによると、「らせん」を書くとき鈴木光司氏は1章書いては担当編集者に送り、続きの展開を予想させたのだとか。そして、その内容が予め想定していたものと同じだった場合、1章分を丸ごと破棄して新たなストーリー展開を考えたのだそうです。そしてかかった年月は何と5年。たしかに、それくらい時間をかけないと、こんな内容は作れないかもしれません。そして「ループ」はさらなる続編なのにヴァーチャルリアリティがテーマのSF冒険ファンタジー小説みたいになっていて、しかも貞ちゃんとかタカヤマともしっかり関係があるんだからこれまたビックリ仰天、ってわけでございます。なので、もし「らせん」から読み始めても問題なくほかの2作品が楽しめちゃうかもしれません。

 ちなみに、「リング」というと、映画版の印象が強くて“サラサラヘアーボサボサの頭でテレビから這い出してくる貞ちゃん”のイメージを持っているかもしれませんが、小説にそんな描写はありませんので念のため。でも、小説におけるビデオの描写は「おえっ……」ていうくらいよく書けていてこれまた圧巻なんですよね。

 最後になりましたが何でこんなエントリを書こうと思ったかといいますと、今年何度か伊豆大島に渡航してすっかり気に入っちゃった私、「リング」に出てくる雨の元町港の描写とかがすごく身近に感じられて嬉しかったんです。と、それだけのことなんですが、よく出来すぎていて怖い以前に読んでて感心しちゃうこの三部作、未読の人はぜひどうぞ(たぶん、ブックオフで楽勝揃います)。また「らせん」→「ループ」の順に読みそうです。

@ぷなぷな

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コメント

>starblogさま
蒸し返しちゃってすみません(笑)
ご指摘の点は私も思った!!!
ま、しょーがないですね・・・・・・
「らせん」映画は覚えていないのでなんとも言えないんですが
昔録画したのを見てみるか・・・・・・(またループ)

あ、近日いよいよアルティメイタムってきます!!たのしみー

投稿: ぷなぷな | 2007/11/22 17:35

「リング」映画とはまた違った面白さでしたね~
ただ、どうしても納得できない点が1箇所あります。

なぜ、ビデオテープを奥さんの目に付くリビングに
置きっぱなすかね~~!!

どうも続編を考えての展開としか思えず、がっかりさせられた部分です。

「らせん」は映画がイマイチだったので未読ですが、
読んでみようかなー

投稿: starblog | 2007/11/21 21:59

>くまんだ代表さま
おおーこんな身近に未読ちゃんが……
「らせん」、ドアタマから解剖シーンでDNAがどうこう
みたいなのもあるので、読んだらいいかも(笑)
「リング」と違って
2作目は理系なんですよね(未読だと想像もできないでしょうけど)
写真ツッコミありがとうございます。
ま、30年もカメラいじってるといろいろとね(´з`)できるのよ

投稿: ぷなぷな | 2007/11/20 23:47

リングの作家さんのデビュー作(やったと思う)『楽園』を読んだことがあるのですが、
これはまたファンタジー!な内容やったので、リングが出た時は意外でした。
リング未読のくまんだ代表です、こんばんは。
怖くて未読続行の予感がします。

私は今、映画の『貞子』のものまねが出来ます。
目、むきます(笑)

(話の内容とは別になりますが、
どうやってこんな写真を撮るんですか?)

投稿: くまんだ代表 | 2007/11/20 23:35

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