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たわしへの回帰

Kamenoko_syuro年末、実家に帰ったとき最もインプレッシブだったもののひとつが「たわし」でした。私は基本的にナイロンではなくセルロースのスポンジが好きで、スコッチやら無印のを愛用しているんですが、天然素材のたわしって、ふと考えてみたら上京して以来使ったことがなかったんですよね。
 で、そのスパっとした使い心地があまりにも新鮮だったので、地元に帰ってきてから定番の「亀の子束子」をゲットしてみました。写真がそれなんですが、一般的によく使われるパーム繊維のたわしよりも少し柔らかい「棕櫚(しゅろ)」を使ったもので、たしか250円。んで、使ってみたらやっぱり便利なんですよ。コップとか皿洗いとかにはやっぱり柔らかめのセルローススポンジがいいけど、フライパンをジャジャ〜っと洗ったり、ステンレスのシンクをきれいにしたりするのに物凄く便利。水洗いして、針金部分でぶらさげて(この針金の結わえてある感じがまたイイんだな〜)天日干しすればすっきり清潔になります。割とグジグジしがちなナイロンのスポンジよりもオトコマエです。なんでこんないいものを使っていなかったんだろうって感じ。
 調べてみたら、たわしにもいろいろとこだわりの逸品があるんでビックリ。ま、さすがに不動の定番ってところでしょうか、そっちに手を出すまでもなく、十二分に優秀な製品なんですが。
 ところで、このところ、こういう日用品はできるだけ地元のお店(非ヒャッキン)で買うようにしています。買い物というとついつい、何でも大型店とか通販ばっかりに頼ってしまっていますが、地元商店街のおっちゃんと話をしながら品定めするのってやっぱり楽しい。ちなみにコレは西小山商店街(改札出て左側)マクドナルドすぐ近くのお店で購入しました。丁寧なアドバイスありがとうございます。


@ぷなぷな

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大推薦!『僕とポーク』by ほしよりこさん

僕とポーク
Bokutopork_4

いまや「猫村さん」と言えば、かなりの人が反応するようになりました。そんな、ほしよりこさんの新作『僕とポーク』を遅ればせながら入手。うーん、これ、傑作かも……!

いくつかの短編から成る単行本ですが、表題作『僕とポーク』が特に素晴らしい。これ、読んでもらったらわかるんですが、『僕とブタちゃん』とか『僕とブーちゃん』とかいうタイトルではないところにポイントがあると思います。まあ、言ってみれば人間はいろんな生命をいただいて生きているわけで……“豚肉=ポーク”ってところにポイントがあるんですよね〜。

実はその昔、ほしよりこさんと一緒に、ほんの少しお仕事をさせてもらったことがあります(そのときは「ほしよりこ」さんというお名前じゃなかったですけど)。当時と絵のタッチはほとんど変わらないのですが、ストーリーの世界観が、まぁるく広がった感じがします。

年を重ねてこんな風にまぁるく広がって、読んでくれる層も広がって……ほんと良かったナと思います。

そんなわけで……ほしよりこさんの『僕とポーク』まじオススメでっす! 読んだあとに“じわ〜っ”と心があたたかくなりますよ。

@いぬいぬ

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ストラップも切れそうなカタログ12kg

Fishingshow08帰ってきてそのままの格好で体重計に乗ったらいつもよりも12kg重かったりして。やはりフィッシングショーはカタログとの戦いなのでした。
 昨年、たしかパタゴニアのLighweight Travel Packで行ったらちょっと担ぎきれない感じ(苦笑)だったので、今回は去年買ったOSPREYの
TALON22

を投入してみたのですが、やっぱりこれくらいは必要でした。しかも“割と遠慮がちに選んで”12kgなんですよね。フツーに欲しいと思うカタログをどんどんゲットしていると、あっという間に20kgくらい担ぐことになりますから、やっぱりコロコロ付きがいいのかしらん。本当はカタログを投げ込みやすいショルダーがいいんだけど肩が壊れそうだしストラップも切れそう。手提げはありえません。だってリールいじれないでしょ……。まぁそれでもだんだん知恵が付いてきて、シマノやらダイワやらのヘビー級&在庫豊富カタログは退場直前にまとめて手に入れる作戦でした。

 それはともかく、今回面白かったのは場内に神奈川県の漁協さんが出店していて、干物が買えたり、イカ焼きとかまぐろ丼が食べられたりしたこと。おなかがすいていたらぱくぱくやっていたかもしれません。大変賑わっておりいました。写真の神津島もヨカッタ。パンフレットを見ていたらすんごく行きたくなってしまったので、今年の夏は上陸してみることに決定。

 さて新製品ではツインパワーが注目だったんですがちょっと地味かな。シマノのベストバイはあれなんでしょうけど、あまりにも華がない(アルテグラアドバンスの方がかっこよくないか?)。シマノはステラを頂点にしたピラミッド型?の垂直ラインナップを見直した方がいいんじゃないかな〜なんて思いました。ここ数年は、各モデルがキャラ立ちしていて目的別に選べるダイワの方が何となく惹かれます。一方、メタMg DCはすごく売れそう。もうちょっと握ったときのシェイプがコンパクトだったらさらにいいかな。サイドカバーを開いてみたんですが、ポジションセレクタの情報をどうやって基盤に伝えているのかわかりませんでした(だれか教えてください。基盤の小型化には驚いた)。PFJはカタログ未完成で残念でしたが、レボ・エリートはやっぱり好印象です。毎年カタログが大変楽しみなマルキューは、エサを高く積み上げた神々しいタワー展示が笑えました。

 それから、今回は久々にフライフィッシングのコーナーがあって、実はこっちが面白かった。新製品ではシマノの新しいフライロッド「フリーストーン・プラウデス」がよかったなぁ〜。グラスコンポジットですが、UniDirectionalだからかダルい感じはなくて、しかもカーボン薄巻きタイプとは明らかに異なりトルクフルなミッチリ感。フライタックルは舶来信仰が異常に強いですが、シマノのブランクスは好みさえ合えば素晴らしいんじゃないかと思ってます。グリップ部分も個性があるデザインで、これは本気で欲しくなりました。新しいラージアーバーもいいデザイン。パタゴニアのブースもありましたよ。

 と、まぁそんな感じで1ヶ月くらいは亀みたいにじーっとカタログを熟読する生活に入る予定です。

@ぷなぷな

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ギボシチューン、ふたたび

Se110_giboshiカナル型のイヤフォンって難しいな・・・・・・とまたまた実感。というのも、昨年から使っているSHURE SE110、買ったときは「何じゃコレ?」って感じでずいぶんガッカリしたんです。それまでメインだったのがあのハイまでシャキーンっと伸びたATH-CK9だったりするからローは締まりがないしハイは出てないしなんだか「鼻づまり」みたいな音。少しでも良くならないかとイヤチップをとっかえひっかえ、しまいには友人Y君と物々交換(YMOのCD&乾燥パスタ)でSE-110には添付されていないトリプルフランジ・イヤパッドまで調達してみたのですがこれが困ったことに最悪の音質。どうやらSEシリーズ、ソフトフォーム・イヤパッドが一番音がヨイのです。開口部の材質と大きさがその理由ではないでしょうか。

 それならばと、開口部が大きく取れる他機種のイヤパッドを換装するという荒技に挑戦。懐かしのギボシ改造(知ってる?)を施してオーディオテクニカのFineFitタイプとかSHURE e2cのイヤパッドを移植してみたらいい感じで、高域が少しスッキリしました(耳垢ちょっと心配だけど)。さらに、ある日装着しようとしたら、今までよりも耳道の一段奥まで「コクッ」っと入って、見違えるように豊かな中低域が出てきたからビックリ。結構なカナル歴の私ですが、きちんと挿入できていないと設計通りの音は出ないという同型の怖さを思い知った次第です。ソフトフォーム・イヤパッドではあそこまで入らなかったんですよね。

 そんなこんなで、それ以降はすごーく気に入って愛用中のSE-110。やっぱりちょっとレンジは狭いけど、中域の表現力にすごくいいところがあって、5フレット前後で動くベースギターのフレーズとか、タムのフィルインとか、古めの録音のいい小編成ジャズとかがものすごく気持ちいい。反面、スネアはスナッピーの響きが弱くなるし、女性ボーカルはちょっと老け声に。でも音楽的には気持ちよくて、しかも聴いていて全く疲れません。なかなか大人の音作りだなと感心しました(なわけで、ドンシャリなのが好きな人は全くオススメしません)。

 でも、さらにちょっと余談になるんですが、バランスドアーマチュア型のシングルドライバだと、あんまりマトモな音が出ないんじゃないかなという疑問も湧いてきました。SE110はエンクロージャー形状で中低域を少し膨らませるかわりにバランスドアーマチュア型の持ち味であるハイの伸びをある程度捨てているように思えますし、CK9は高域はビンビンに伸びているけど、ふくよかさはあんまりないんですよね(タイトでよいけど)。バランスドアーマチュア型でフラットな特性と迫力を両立させるには、シングルユニットの素性では相当難しくて、やっぱりドライバを2つ以上搭載したものになるのかな(となるとそんな高価なものは買えないので私には縁がない。SE310、SE420はぜひ試してみたいけど)。これに比べれば直径11〜13mmくらいのドライバをきちんと組み込んだフツーのダイナミック型が出す音は遙かに自然という気がしたりして・・・・・・。たまにE2CとかオーディオテクニカのCK5、古いですが同C51なんてのを使ったりすると「こっちの方が自然じゃないの?」って思ったりするんですよね。でも、バランスドアーマチュア型って独特のきめ細かい描写力があるし、長時間聞いていても楽な感じがするしなぁ〜と、ヘッドフォン探訪は今年も続きそう。


 ちなみに、最も注目しているのはオーディオテクニカのATH-CKM50です。ダイナミック型ドライバ/カナル型ではかなり大きなダイアフラム。実売価格アンダー5,000円ながら期待できそうな製品。オーディオテクニカは全体的にフラットな音作りでわりと信頼しているわたくし。質感はいいし装着感も悪くなかったので、ポイントがたまったら買っちゃいそう・・・・・・。

オーディオテクニカのATH-CKM50、黒はこれ。
オーディオテクニカ 密閉型インナーイヤーヘッドホン ATH-CKM50 BK
赤もカワイイ。
オーディオテクニカ 密閉型インナーイヤーヘッドホン ATH-CKM50 RD
白は清楚なアナタに♪
オーディオテクニカ 密閉型インナーイヤーヘッドホン ATH-CKM50 WH

<さらに以下、いぬいぬ氏が夜なべして貼ってくれたリンク集(笑)>


▼CK9、クラシックとか生楽器系にいいんだよなぁー。スティーリー・ダンとかにもいい。新しめの録音の女性ボーカルものとかもいいんだよな。
密閉型インナーイヤーヘッドホン ATH-CK9 BK

密閉型インナーイヤーヘッドホン ATH-CK9 WH

▼発表からずいぶん時間が経ちましたが、ダイナミック型ドライバのカナル型ではひとつの完成形じゃないかな……ってのがこちら。ロックにぴったり。レニー・クラヴィッツの新譜とかに合いそう(まだ買ってないけど)。
SHURE E2C-J ヘッドフォン(クリアー)


▼目下のお気に入りはコレ。上下レンジを欲張らない、いい頃合いのフルレンジスピーカーみたいな感じ?
SHURE 高遮音性イヤホン・ブラック SE110-K-J

SHURE 高遮音性イヤホン・ホワイト×グレー SE110-J

ぷなぷな@ま、あくまで好みは人それぞれなんで読み流してください

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